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[244]白洲正子自伝

白洲正子さんの祖父が薩摩藩の志士で、後、海軍大将で伯爵。歴史の中では幕末が一番好きな私にとっては(『竜馬がゆく』の影響)、ふるえるような内容。祖父いわく、本当に優秀な人間は、幕末に皆死んだ、と。生き残った薩摩藩志士が東京に上り、新政府に入ったことで、この一族の絢爛豪華な生活が始まったことになる。友人、知人に皇室関係、政治家、評論家とすごい人ばかり。父親の知り合いに会津藩松平家の一族がいて、そのつながりで、著者も近ずきになる、といった感じ。歴史にたまたまポッとコミットすることで、開かれてゆく運命というようなものを感じる。生活臭なるものを感じさせない。なぜなら、そういうことは皆、お付きの人がするから。子育ても。すごい世界だわ。

 

白洲正子自伝 (新潮文庫)

白洲正子自伝 (新潮文庫)