Books I've read

読んだ本の感想を書いてます。

287冊目 生涯人間発達論

防衛機制にも発達的な考え方があることを知った。自我の防衛機制についてもっと勉強する必要がある。対象理解に役立ちそう。行動化や幻想は、未熟な防衛機制の一種。 生涯人間発達論 第2版―人間への深い理解と愛情を育むために 作者: 服部祥子 出版社/メーカ…

286冊目 たべるのがおそい

文学ムックというやつです。あんまりこの手のものは購入することはないのですが、アメトークで紹介されていた『あひる』を読むために買いました。 今村夏子さんの『あひる』、ものすごく良かったです。アメトークで言われていたように、あひるが家にやってき…

285冊目 羊をめぐる冒険 上・下

これも再読。全然覚えていなかったので、ラストシーンは初読のように驚き、深い悲しみを覚えました。 あーあー、本ばっかり読んでるよ・・・。勉強もしなくちゃなんないのになー。基本ぐうたら人間が、村上作品の初期の本をまとめ買いしたら、そりゃー読まず…

284冊目 1973年のピンボール

再読。 ゆっくり歩け、そしてたっぷり水を飲め。 生きる指針になります。これは。 1973年のピンボール (講談社文庫) 作者: 村上春樹 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2004/11/16 メディア: 文庫 購入: 13人 クリック: 68回 この商品を含むブログ (288件) を…

283冊目 風の歌を聴け

再読。初めの数ページが好きだな。春樹さんの意気込みのようなものを(勝手に)感じて、鳥肌が立ちました。 風の歌を聴け (講談社文庫) 作者: 村上春樹 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2004/09/15 メディア: 文庫 購入: 43人 クリック: 461回 この商品を含…

282冊目 夜を乗り越える

又吉さんの。ご自身の読書の楽しみ方というものをしっかり持っていて、だから、すごく読書を楽しんでいる姿があって、めっちゃうらやましいな、と思いました。昔からそうなのだけど、私は、漫然と読んでいるだけ。本当に自分の趣味は、読書といえるのだろう…

281冊目 〆切本

けっこうな分量の本でした。いろいろと慌ただしく、読書に集中できず、本に手を伸ばすことが、そもそも億劫で、読了にえらく時間がかかってしまった。 ここ数か月ぐらいだろうか、一冊づつ読んでいく、併読はしないという私の読書スタイルが、いつの間にやら…

280冊目 本屋の窓からのぞいた京都

恵文社一乗寺店の方が書いた京都本。あー、京都に行きたい。でも、まだ暑そう。あーでも行きたい。この葛藤、1週間続いています。もういっそうのこと、出かけてしまえばいいものを。明日、仕事、休み♡ でも雨らしい。葛藤はしばらく続きそう。はぁーーーー。…

279冊目 よくばり世界一周!

上巻だけ読みました。憧れるけど、私にはとてもじゃないけど勇気が持てない…。それにどんどん移動していかなければならないから、かなり疲れるんじゃないかな。 主婦を休んで旅にでた よくばり世界一周!/上 作者: 東條さち子 出版社/メーカー: 朝日新聞出版…

278冊目 土の中の子供

この中に入っていた『蜘蛛の声』が良かったです。現実と幻想の境目が、巧みで読んでいて怖くなるほど。あとがきで作者が、小説を「世界の成り立ちや人間を深く掘り下げようとし、突き詰めて開示するような物語」と表現し、小説に救われたとありました。私は…

277冊目 人生問題集

これも対談集。春日武彦氏(精神科医)と穂村弘さんとの。やっぱり、対談集は苦手。ひとつ気になったことは、大島弓子さん。前に読んだ本の中にも出てきた。いつか読んでみよう。 人生問題集 作者: 春日武彦,穂村弘 出版社/メーカー: 角川グループパブリッシ…

276冊目 たましいのふたりごと 

対談集です。苦手です。知性ってすごいね。どうやって身につくものなのかね?知性の足りない自分には、難しかったです。だから、あまり印象に残ることはなかったけれど、この2人の性格は対照的なのかなと思いました。川上さんは知性の人、穂村さんは感性の人…

275冊目 つむじ風食堂の夜

食堂系の小説って最近多いですよね。近所においしい料理を出してくれる食堂があったら、それだけで幸せですね。 つむじ風食堂の夜 (ちくま文庫) 作者: 吉田篤弘 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 2005/11 メディア: 文庫 購入: 9人 クリック: 55回 この商…

274冊目 もものかんづめ

ゆるめの本を読みたくて、初めて、さくらももこさんの本を選んでみました。面白かったです。特に、おじいさんが亡くなられたことを書いたエッセイがよかったです。おじいさんを「ろくでもないジジィ」と表現し、死に顔がおもしろいと、台所の隅で笑い転げる…

273冊目 野心のすすめ

林真理子さんの小説がよかったから、林さん関連の本をと思い、さっそく図書館で借りてきました。野心、努力と書かれいているこの本を、違う惑星に住む私が読んでいるように感じるぐらい、共感することが難しかった。いろんなタイプの人間がいるんだなーと思…

272冊目 本を読む女

林真理子さんの。ものすごく良かったです。私は本が好きだけど、時々、本当に好きなのかわからなくなる時がある。表面的な読みしかしてないし、読んだらすぐ忘れてしまうし、ただ、本を消費しているだけと思ってしまうことがある。だけど、この本の主人公は…

[271]ミニチュアの妻

うん、まあまあ。読了するまでにえらく時間がかかってしまった。なんだか最近、読書に集中しにくい。オリンピックとかその他もろもろで。。。 ミニチュアの妻 (エクス・リブリス) 作者: マヌエル・ゴンザレス,藤井光 出版社/メーカー: 白水社 発売日: 2015/1…

[270]おじいさんの思い出

トルーマン・カポーティーの。平易な文章なんだけど、上手いなーと思いました。ところどころに入っている銅版画も味わいあります。 おじいさんの思い出 作者: トルーマンカポーティ,村上春樹 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 1988/03 メディア: 単行本 ク…

[269]ホンの本音

群ようこさんの本にまつわるヘッセイ。読書体験本、けっこう好きです。90年代に出版された本で、村上春樹さんの『ノルウェイの森』がもったいなくて読めない、と当時の気持ちが記されてあったり、時代を感じながら読めて面白かった。 ホンの本音 (角川文庫) …

[268]コンビニ人間

さっそく読みました。少数派、変わり者の大変さが描かれています。多数派の描写はリアルで、「いるいる、こんな人」と思いながら楽しく読みました。主人公が最終的に、自分の居場所を認識できて、ほっとしました。36歳、独身、アルバイト経験しかない主人公…

[267]まく子

西加奈子さんの。おもしろかった。子供のおとなへの成長ぶりがよく描かれている。後半の宇宙人に関しては、ちょっと、ついて行けなかったんだけども。非現実が苦手なんで。 まく子 (福音館の単行本) 作者: 西加奈子 出版社/メーカー: 福音館書店 発売日: 201…

[266]女子学生、渡辺京二に会いに行く

自己実現を目指すよりも、自己を全うしたらよいとのこと。それでいい、と言ってもらえるとほっとするなー。もう始めてるから、余計に。 女子学生、渡辺京二に会いに行く 作者: 渡辺京二×津田塾大学三砂ちづるゼミ 出版社/メーカー: 亜紀書房 発売日: 2011/09…

[265]クートラスの思い出

フランスの芸術の世界を垣間見した感じ。クートラスのすさまじい生涯が描かれている。同じアパートに住んでいた住人も興味深かった。深い闇ばかり。一瞬の神々しい光に圧倒されながらも、それは、すぐ消えてしまう。 クートラスの思い出 作者: 岸真理子・モ…

[264]老人と猫

めちゃくちゃよかった!猫派必読の書です。再読何回もしたい。 老人と猫 作者: ニルス・ウッデンベリ,アネ・グスタフソン,富原まさ江 出版社/メーカー: エクスナレッジ 発売日: 2015/12/17 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ (2件) を…

[263]谷崎潤一郎犯罪小説集

書店でこの本を見つけたとき、谷崎ってミステリーも書いてたん?ってまず思いました。谷崎小説は今まで、何となくハードルが高くて、読んだことがなかったのですが、ちょうどおもしろそうで、読みやすそうな本だったので、買いました。ただ、内容に期待はし…

[262]キャロル

何かでこの本が良かったと知って読みました。作者のパトリシア・ハイスミスさんは、ミステリー作家で有名な人のようです。この作品には、ミステリー性はなくちょっと残念でしたが、覚えておきたい作家の一人となりました。 キャロル (河出文庫) 作者: パトリ…

[261]その姿の消し方

初めて堀江敏幸さんのを読んだ。ちょっと難しいのだけど、なんか、魅かれる部分もある。 その姿の消し方 作者: 堀江敏幸 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2016/01/29 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (8件) を見る

[260]ガケ書房の頃

ガケ書房には行ったことはないのだけれど、読んでみた。個人経営の本屋さんの大変さがよくわかる。あと、そういう本屋さんって本のセレクトは店主の個性が全面に出るもんだと思っていたのだけれど、そうではなくて、お客のニーズも考えていると。並んでいる…

[259]アーサーとジョージ

長かったぁーーー!483ページあって2段組み。時間がかかってしまった。でも、まーまーおもしろかったかな。『終わりの感覚』には及ばないけれど。タイトルのアーサーはコナン・ドイルのこと。実在の人物をもとにした物語。イギリスの文化的側面にも触れるこ…

[258]巴里茫々

そううつ病と付き合いながらの人生を送った北杜夫さん。巴里に友人を訪ねた時のエッセイは良かった。昔の巴里は「黒い巴里」だったそう。石炭を使用していたのでどす黒くなったそう。重厚な歴史を感じさせ、なおかつ華やかさのある私が知るパリとは随分と違…

[257]我らが隣人の犯罪

おもしろかったー。 我らが隣人の犯罪 (文春文庫) 作者: 宮部みゆき 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 1993/01 メディア: 文庫 購入: 8人 クリック: 108回 この商品を含むブログ (77件) を見る

[256]約束された場所で underground2

春樹さんがオウム真理教の元信者を中心にインタビューした内容と河合隼雄先生との対談がまとめられた本。以前から気にはなっていた本だけど、新刊書店や図書館などで見かけることがなぜか無く、また、わざわざ図書館で予約しようというまでの記憶がこの本に…

[255]あの日

STAP細胞に揺れた小保方晴子さんの本。マスコミの偏った報道の在り方、それに影響を受けてしまう人々、理研内部の複雑な人間模様、若山先生の研究のありよう、騒動前後の態度、発言の変化・・・。当時、新聞やテレビで情報を受け取っていて感じていた私の見…

[254]「一人」のうらに 尾崎放哉の島へ

「ケアの文化」という考え方に初めて触れた。 「一人」のうらに: 尾崎放哉の島へ 作者: 西川勝 出版社/メーカー: サウダージ・ブックス 発売日: 2013/10/10 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ (2件) を見る

[253]黄色い本

もしかしたら、再読?表題作が良かった。あそこまで本にのめり込めたらおもしろいだろうな。 黄色い本 (KCデラックス アフタヌーン) 作者: 高野文子 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2002/02/20 メディア: コミック 購入: 23人 クリック: 170回 この商品を…

[252]随筆集 一日

この本について、語るべきものが何もない。 随筆集 一日 作者: 西村賢太 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2012/05 メディア: 単行本 購入: 2人 クリック: 6回 この商品を含むブログ (6件) を見る

[251]銅版画家 南桂子

「シャトーと赤い実」が好きです。ブルーの色合いも。 銅版画家 南桂子: メルヘンの小さな王国へ (コロナ・ブックス) 作者: コロナブックス編集部 出版社/メーカー: 平凡社 発売日: 2016/03/28 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る

[250]書店主フィクリーのものがたり

ニューヨーク・タイムズのベストセラーリストに入った本だとのことです。私は、そんなに面白いとは思わなかった。 書店主フィクリーのものがたり 作者: ガブリエル・ゼヴィン,小尾芙佐 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2015/10/22 メディア: 単行本(ソフ…

[249]さくら

お兄ちゃん、辛かったやろうなー。お父さんの真っ黒になった地図もよかった。 積読に図書館本…。あー全然減らない。なのに、今日、6冊がそこに追加される。 さくら (小学館文庫) 作者: 西加奈子 出版社/メーカー: 小学館 発売日: 2007/12/04 メディア: 文庫 …

[248]女文士

林真理子さんの。この作家さん好きかも。他の著作も読んでいこうと思わせるほど、女の情念に迫るのがうまい。実在の人物を題材にしているので、愛人であった武者小路実篤も出てくる。結婚、金、名誉に執着し、なりふり構わず追い求めていく。 女文士 作者: …

[247]夜明けの縁をさ迷う人々

短編小説。めっちゃよかった!ちょっと不思議で、変わった人たちが描かれている。少し病的さすら漂う。現実と非現実すれすれをゆく。実際にはこんな人いないだろうと思うけれど、あまりにもすれすれなので、もしかしたら…と思わせるところが、読んでいて非常…

[246]白いしるし

西加奈子さんの。よかった。この人の本全部読むと決めた。絵画や人を好きになることを通して、人は、こんなにもめちゃくちゃになってしまうほど、揺さぶられるものなのかと圧倒された。 白いしるし (新潮文庫) 作者: 西加奈子 出版社/メーカー: 新潮社 発売…

[245]やんごとなき読書

イギリス女王が読書にはまっていく様子を描いた本。よその国では、ベストセラーになったみたいだけど。私にはそれほど面白いと思わなかった。イギリス文化をよく知っている人にとっては、くすっと笑えるところがあるらしいのだけど、私には、残念ながら一か…

[244]白洲正子自伝

白洲正子さんの祖父が薩摩藩の志士で、後、海軍大将で伯爵。歴史の中では幕末が一番好きな私にとっては(『竜馬がゆく』の影響)、ふるえるような内容。祖父いわく、本当に優秀な人間は、幕末に皆死んだ、と。生き残った薩摩藩志士が東京に上り、新政府に入…

[243]村上春樹「象の消滅」英訳完全読解

あーやっぱり好き!春樹さん。毎度のことながら、思います。象は何のメタファーなのか?バランスってどことどこの?彼女と僕の違い。仕事をしているときの僕と象を観察しているときの僕の違い。いろんなことを考えました。答えはもちろん出ませんが。不思議…

[242]その日東京駅五時二十五分発

西川美和さんの。この人の本好きだわー。西川作品の中では、異色の戦争物。伯父さんの体験をもとに書かれています。戦争物と言っても、例えば、百田直樹さんの『永遠の0』のようなガチの軍ものではなく、戦争の終わりの3月ほどを割とのんびりした情報部で兵…

[241]ごはんのおとも

この本のメインテーマは「ごはんのおともの紹介」なんだろうが、私はそのメインテーマが吹き飛んでしまうくらい、物語にじんわり感動した。図らずも、うるっときて、本と自分にびっくりした。 ごはんのおとも 作者: たな 出版社/メーカー: 実業之日本社 発売…

[240]帰ってから、お腹がすいてもいいようにと思ったのだ。

料理家のエッセイ。料理家の書いた文章というと、たくさんのおいしい料理にまつわるあれやこれを想像しがちだが、この本は違う。不確かな自分が、不確かな世間の中で、懸命にもがき苦しんでいる最中で、内面から出てきたそのままの思いという塊が、その塊の…

[239]ドアのない家

読んだり、食べたり、あきらめたり この本も上のブログで、アキ・ラメーテさんがお勧めしていた本です。 34年間、ホテルの一室にこもり続けた女性が中心人物のミステリー。設定がおもしろい。そんな女性だから、些細な出来事さえも、被害妄想的に捉えてしま…

[238]ぼくのミステリな日常

短編ミステリー小説。こうもいろいろとミステリーを思いつくものだなーと作家さんの偉大さを思う。登場人物たちは、大学のゼミ仲間が社会人になってからもゆるくつながっており、なんかそれが楽しそう、とミステリーとは全然関係のないところで感じ入ってし…