Books I've read

読んだ本の感想を書いてます。

336冊目 生きる職場 小さなエビ工場の人を縛らない働き方

確か、新聞に書評が載っていて、それで気になった本。いつ休んでもいいし、連絡不要。苦手な仕事はしなくてよい。こんなんで会社ってやっていけるん?と思いました。 個人的に面白いなと思ったのは、苦手な仕事は、人によってさまざまってこと。自分が苦手=…

335冊目 働きざかりの心理学

河合隼雄さんの。驚いてしまったのは、著者のもとに相談に来られる方々が、頑張り屋でバリバリ働く仕事人間が多いってこと。また、昇進を望む気持ちが強いってこと。私も含め、私の周囲にそんな人はいない・・・。だから非常に驚いた。一流企業、一般企業の…

334冊目 6時27分発の電車に乗って、僕は本を読む

フランス文学、久しぶり。でも、それがかえって良かったみたい。異国を味わえた。この本の内容も素晴らしかった。フランスで26万部突破のベストセラーになったそうだが、この本を受け入れたフランス人も好きだ。 6時27分発の電車に乗って、僕は本を読む (ハ…

333冊目 文学効能辞典 あなたの悩みに効く小説

まず、この分厚い本を読み切った自分をほめてやりたい。 以下に、読んでみたいと思った本とその症状を書きます。 『華氏451度』・・・幸福を追い求めているとき 『黄金の羅針盤』・・・孤独なとき 『シッピング・ニュース』・・・自己評価が低いとき 『シッ…

332冊目 私の名前はルーシー・バートン

素敵な小説でした。貧困が人に及ぼす影響、育ちという面で、深く印象に残った小説でした。 私の名前はルーシー・バートン 作者: エリザベスストラウト,Elizabeth Strout,小川高義 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2017/05/09 メディア: 単行本 この商品を…

331冊目 教団X

待ちに待った文庫化。早速購入し、読みました。わたしには、ちょっと難しく、物語について行けないところがあった。しかし、新興宗教の問題を別の視点でとらえた本書は、ぞっとする怖さがありました。 教団X (集英社文庫) 作者: 中村文則 出版社/メーカー: …

330冊目 世界の果て

読んでいるうちに、いつのまにか、病的な世界にすーーーと入っていく感じが怖い。さすがです。 世界の果て 作者: 中村文則 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2009/05 メディア: 単行本 クリック: 5回 この商品を含むブログ (13件) を見る

329冊目 バスを待って

ものすごくよかった。バスに乗っている人々の様々な人生模様が、ていねいに描かれています。何となく手に取って、購入した本が、とても素敵なんて、こんなうれしいことはない!!! バスを待って (小学館文庫) 作者: 石田千 出版社/メーカー: 小学館 発売日:…

328冊目 文学の門

図書館で借りた。難しかったけれど、エッセイ集だからなんとか読めた。まだまだいろんな本がある!と思えただけで収穫。労働文学と日記文学おもしろそ。 文学の門 作者: 荒川洋治 出版社/メーカー: みすず書房 発売日: 2009/12/11 メディア: 単行本 クリック…

327冊目 星の子

今村夏子さんの。怪しげな宗教にのめりこんでいる家族の物語。今村夏子さんの独特な世界観がまた現れていてよかった。「あひる」もそうだったけど、世間からみれば、問題と思われる生き方を、その当事者の側に立って、淡々と表現する。そこに、独特な世界観…

326冊目 煉瓦を運ぶ

ミラクル・マイルという短編がよかった。 煉瓦を運ぶ (新潮クレスト・ブックス) 作者: アレクサンダーマクラウド,Alexander MacLeod,小竹由美子 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2016/05/31 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (3件) を見る

325冊目 間取りと妄想

思いのほか良かったです。短編です。間取りがまず提示され、そこに住む住人の物語が始まります。他者には見せられない一面も描かれ、人間の闇あるいは深さを感じます。それが、住空間と相まって、とてもよかった。間取りも変わったものが多く、ひきつけられ…

324冊目 本屋、はじめました

ずっと気になっている本屋さん。遠くて、ついでという用事もなかなか生まれない。いつ行けるか、わからないけれど、楽しみにとっておく、という境地。最後の対談がおもしろかった。 本屋、はじめました―新刊書店Title開業の記録 作者: 辻山良雄 出版社/メー…

323冊目 内面からの報告書

まずは、タイトルに惹かれて。ポール・オースターの本は少し読んだことがあるだけ。特別気になる作家さんではないけれど、やっぱり、タイトルが気になったのだ。自分のことを「君は」と表現するところが、この回想録の質を決定的にしているように思える。感…

322冊目 今日の人生

益田ミリさんの。この手の本に手を出すとき、私は疲れている場合が多い。もう少し具体的に言えば、ある部分でうまくいかず、かといって、やる気もないようなとき。気にしなかったら良いものを、質の悪いことに、中途半端に真面目であるゆえに、というか、周…

321冊目 女のいない男たち

再読。割と忘れていたから、楽しめた。 女のいない男たち 作者: 村上春樹 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2014/04/18 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (120件) を見る

320冊目 村上春樹翻訳(ほとんど)全仕事

こんなにも翻訳本が多かったとは知らなかった。一冊一冊について、翻訳の感想が書かれているんだけど、それはまるで、春樹さんの読書感想文でもあって、「こんな風に読書を楽しみました」と教えてくれるもので、こちらもほくほくとした気分になり、読書欲も…

319冊目 羊と鋼の森

芸術の領域を題材にした小説は、作者の力がものすごく問われてしまうのだなと感じる。『マチネの終わりに』、『騎士団長殺し』を読んでしまった私には、物足りなさを感じてしまった。 羊と鋼の森 作者: 宮下奈都 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2015/09/…

318冊目 グレート・ギャッツビー

村上春樹さんは、宝玉と称するこの小説だけれど、私にはさっぱりわからず、それが悲しい。 グレート・ギャツビー (村上春樹翻訳ライブラリー) 作者: スコットフィッツジェラルド,Francis Scott Fitzgerald,村上春樹 出版社/メーカー: 中央公論新社 発売日: 2…

317冊目 みみずくは黄昏に飛びたつ

おもしろかった! 川上未映子さんが、しつこく聞いてくれた。勇気もいったと思うけれど、ちゃんと、はっきりさせたいことを繰り返し聞く姿勢は、同じ作家として生きている川上さんの熱い、真摯な情熱を感じました。 春樹さんの本、また読みかえそ~♪と強く思…

316冊目 ブローティガン 東京日記

詩で日記が綴られています。詩は苦手。よくわからない。しかし、感じたことは、全体的にさみしく映ったのかな、東京が。 ブローティガン 東京日記 (平凡社ライブラリー) 作者: リチャードブローティガン,Richard Brautigan,福間健二 出版社/メーカー: 平凡社…

315冊目 死の棘

ようやく読了。ものすごく時間がかかってしまいました。本書を開くとすぐに、もう、夫婦の修羅場が始まり、著者の浮気で精神が破たんした妻に、翻弄される、され続ける物語。著者が妻を見限らなかったことには、すごいと思いました。 死の棘 (新潮文庫) 作者…

314冊目 九十歳。何がめでたい

話題の書。著者、佐藤愛子氏は、戦う人であった。私とは正反対の人。 九十歳。何がめでたい 作者: 佐藤愛子 出版社/メーカー: 小学館 発売日: 2016/08/01 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (2件) を見る なんだか、読書スピードがものすごく落ちた。集…

313冊目 家族最後の日

前作も思ったけれど、すごくパワフル!そこは、見習いたい。 家族最後の日 作者: 植本一子 出版社/メーカー: 太田出版 発売日: 2017/02/01 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (1件) を見る

312冊目 かなわない

いろんな本屋さんのホームページやTwitterで紹介されていて、気になりながらも長いことスルーしていた本書を、なんとなく気分が変わり購入しました。 一番にそそられたのが、表紙のパンでした。とてもおいしそうで、きっと中身もいいのだろうなっていう、そ…

311冊目 騎士団長殺し 第2部

読み終わりました。静謐な時間が終わってしまった感じ。とても贅沢な「時」を味わえました。よい小説を読めることって素敵だ。 騎士団長殺し :第2部 遷ろうメタファー編 作者: 村上春樹 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2017/02/24 メディア: 単行本 この商…

310冊目 騎士団長殺し 第一部

(ネタバレありません) おもしろいです!販売初日に購入し読み始め、6日目で第一部読了しました。時間的には、余裕があったので、もっと早くに読み終わることもできたのですが、なんだか、ゆっくり、ゆっくり、あせらず、あせらず読み進めることになりまし…

309冊目 ぼくは本屋のおやじさん

中小規模の町の本屋さんの苦労話が、詰まっていました。出版されたのが1982年だから、もう随分と昔の話だけれども、現在ある町の本屋さんも、似たような苦労をされているのでなないかと想像します。や、出版不況と言われている今のほうが、過酷なのかもしれ…

308冊目 まさか逆さま

絵がかわいい♡ まさか逆さま 作者: 中村航,フジモトマサル 出版社/メーカー: キノブックス 発売日: 2016/10/29 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る

307冊目 S先生のこと

とても、とてもよかったです。 著者の恩師である須山先生をしのび、先生の人生を丹念に追想するエッセイとなっています。興味深かったのは、文学の世界に身を置く先生が、自分の過酷な人生を文学を支えに、懸命に生きた姿でした。学者といわれる人たちが、物…